- 少子高齢化時代に進化するコンビニ
- 来店客を特定する目
- 便利になる無人決済
- AIが割引率を算出
普段利用するコンビニやスーパー。
よーく観察してみると、セルフレジや、デジタルサイネージ(電子広告看板)など新たな技術がだんだんと浸透していることがわかります。
今回は、次世代技術で変わる買い物について見ていきましょう!

ついに出た、無人ファミマ!?
新しいファミマ!!
JR東京駅日本橋口に直結するビル「サピアタワー」の1階には、ファミリーマートのオフィス向けブランド店「ファミマ!!」が入居しています。
しかし、普通の店舗と異なり、店員の姿は見当たりません。
それもそのはず、この店舗は2021年春にファミリーマートの肝煎りでオープンした無人決済店舗の1号店なのです。

無人コンビニとは
ファミマ!!の入口に近づくと、自動音声とともに鉄道の自動改札機のようなゲートが開きます。
店に入ると陳列棚の商品を手に取り、精算するまでの流れは通常の店舗とさほど変わりませんが、大きく異なるのが決済手段です。
従来のセルフレジのように商品をバーコードにかざす必要はなく、無人のレジ前に立つだけで、購入を希望する商品名と合計金額がディスプレーに表示されます。
支払いについては現金のほか、交通系ICカードや電子マネー、クレジットカードといった様々な決済手段から選択できます。

ファミリーマートは22年7月現在、こうした無人決済システムを全国6つの店舗に導入済みです。
今後は25年2月末までに無人決済店を含む小型サテライト店を1000店舗まで拡大する計画です。
来店客を特定する”目”
ファミマ!!での技術を開発したTOUCH TO GO社はJR東日本の子会社とシステムコンサルティングのサインポスト社が共同出資で設立したベンチャーです。
最先端のカメラやセンサー、AIを組み合わせて、小売店などに設置する無人決済システムを開発しています。
コンビニの来店客が手に取った商品は、天井に配置した数十個のカメラが”目”となって確認。
この目が捉えた映像は”脳”であるAIが認識して、来店客の1人1人を個別に見分け行動を追尾します。
また、商品棚にもヒミツがあり、来店客が商品を手に取った瞬間、棚に配置した重量センサーが作動します。
商品分の重量が軽くなったことで、AIは「商品が棚から離れた」ことを認識。
そして、その商品を持つ来店客をカメラで確認する仕組みです。
人を介さない決済システムの導入進む
上述のシステムには、商品の選択者と購入者が異なる場合に混乱が生じることや、重量センサーが熱に弱く、ホット飲料や揚げ物などの陳列が難しいことなど、弱点があります。
しかし、人を介さない決済システムの導入は進んでおり、セブンイレブンやローソンの一部店舗でも既に導入済みです。
他にも、店舗のシフトを作成する支援システムや、冷蔵庫用の自動陳列ロボット、AIを活用した値引き予想など、様々な分野にIT技術が浸透し始めています。![]()
便利になるスーパーでの決済
埼玉県川口市の「イオンスタイル川口」では2022年2月中旬、AIカメラを使ったレジゴーの専用ゲートを先行導入しました。
これは、スマートフォンでゲートのタブレットに表示される支払い用コードを読み取ると、タブレットの画面が切り替わり指定の番号の精算機で会計を案内します。
支払い用のコードを読み取っている間にAIカメラが買い物カゴの中の商品をチェックして、スマホで読み取った商品の情報と照合します。

同社は従業員によるチェック負担を減らしつつ、来店客のバーコードの読み取り忘れや個数の打ち間違いによる支払い金額の誤りや万引きのリスクも減らせるとみています。
AIが最適な割引率を算出
イオンリテールでは、属人化されがちな「現場の英知」を技術で補ったり置き換えたりする取り組みも始めています。
上述のイオンスタイル川口では、夕暮れ時の総菜売り場で店員が手際よく値引きシールを貼っています。
シールの値引き額は、閉店までに売り切るための最適な価格をAIがはじき出しています。
イオンリテールは売価分析システム「AIカカク」を日本IBMと開発し、21年7月末までに運営する約350店のGMS(総合スーパー)ほぼ全店に導入しています。
AIカカクの分析に用いるデータは多岐に渡ります。
気象情報やカレンダー情報、地域のイベント情報に加え、どの店舗で何時何分に売れたかを単品別に記録した販売データ、セール情報を基幹システムなどと連携して収集します。
さらに売り場の従業員が、各商品がいくつ売り場に残っているかを入力。
これらを組み合わせて、客数予測と、1000人来店した場合の購入数を示す「PI値」を使って適切な割引率を算出します。
AIカカクを利用することで、総菜や和菓子、パンなどあまり日持ちしない商品のロス削減に繋げることで、損失額や食品廃棄を抑える効果があると言います。
今後もAIカカクの活用を広げていく方針です。
AIを活用した取り組み
コープさっぽろでは、店舗の商品発注にAIを活用したシステムを導入。
こうしたことで、発注作業の時間を6割削減できたと言います。
他にもイトーヨーカドーでは、IoT技術を使った食品ロス削減の実証実験を実施したりと、各企業でも先端技術を活用して、業務課題を改善する流れになっています。
まとめ
私たちが知らぬ間に、様々な技術の導入が進むリテールテック(小売りのテクノロジー)。
便利になる一方、店員が完全に消える日が近いのかもしれません。

私もファミマで無人決済レジを使っているよ!便利だよね♪
今回の話題はいかがでしたでしょうか?
思うことがあれば是非、コメント欄に記載して頂けると嬉しいです!
ご高覧ありがとうございました。それではまた次の記事で!





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