NFT 投機からビジネスへ

NFT
  • 今話題のNFTとは?
  • NFT 所詮は投機?
  • NFTゲームでお金を稼ぐ
  • 投機からビジネスへ
話題のNFT。
ブロックチェーン技術を用いて、デジタル上で一意のものである証明ができることで、なかには数億円の価値が付くデジタルアートなどが現れました。
数年前に話題になったビットコインなどの仮想通貨と似た扱いなのでしょうか?
さて今回は、投機色のイメージが強いNFTが、投機からビジネスへとなるのか見ていきます。
PEACE-MAN
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NFTで稼げたらなぁ・・・

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NFTって何?

話題のNFT。
これは「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」【非代替性トークン】といい、ブロックチェーン(分散型台帳)上に記録される一意で代替え不可能なデジタルデータです。
画像、動画、音声等のデジタルデータが一意であることを証明することで、価値を持たすことが可能です。

日本の芸術家 草間彌生さんもNFTアートに参戦したニュースもありました。
このようにNFTによって、アーティストやクリエーターにとっては、これまでにないマネタイズ方法が確立されたと言えます。

各企業もNFTを活用

英レーシングチームのマクラーレンは2021年10月からレースカーなど3D画像のNFTを販売してきました。
22年7月1日~3日のF1シリーズ英国グランプリでは、レース会場との連動企画を展開。
レーサーが着用するヘルメットやスーツの3D画像を販売し、購入者特典として抽選でガレージに招待することもしました。
このイベントに、SNS上のコメント欄では熱狂的に歓迎する声が上がったようです。
「NFTは共通の監視を持つ愛好者たちを結びつける鍵になる」と同社は予見しています。
さらに今後はVRを活用した新しい体験を生み出すプロジェクトも計画しているようです。

21年、米ユガラボによる猿のイラスト「退屈な類人猿ヨットクラブ(BAYC)」のようなアートNFTが複数登場し、デジタル画像に数千万円の価値が付くほど高騰しました。

米ナイキはNFTブランド「RTFKT(アーティファクト)」を買収し、デジタルスニーカーを販売しました。

米プロバスケットボールNBAもNFTアイテムを販売しています。

このように様々な企業がNFTに参入しています。

NFTは投機なのか

21年は勢いに乗った一方で、ここ最近の米利上げの影響で暗号資産は価格を下げています。
ビットコイン価格は22年の年初と比べて22年7月時点では約5割も下落しました。
同じくブロックチェーンを使ったNFTも同様に低調となっています。
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は「NFTは愚かな理論に基づいている」と語るなど批判の声も上がる中、NFTの投機的な売買も落ち着きを見せ始めている状況です。


暗号資産を稼げるゲームが流行!?

市場の動きが激しい暗号資産および、NFTですが、デジタル通貨を巡りこれまでにない動きが東南アジアで起きています。

Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA社)が運営を手掛けるNFTカード対戦型ゲーム「JobTribes(ジョブトライブス)」。
このゲームはNFTゲームあるいは、Play to Earn(稼ぐために遊ぶ)ゲームなどと呼ばれます。
ゲーム内の通貨やキャラクターがブロックチェーン技術を用いたトークンとして発行され、対戦に勝利するなどして獲得したトークンは、暗号資産として手に入り、それを実際の法定通貨に交換することができます。

昨今、東南アジアではコロナ禍において仕事が不安定になった人が多いという状況から、稼げるゲームとして、NFTゲームが短期間で急拡大したと言います。

JobTribes(ジョブトライブス)の仕組み

ジョブトライブスというゲームをもう少し詳しく見ていきましょう。
このゲームは、職業をモチーフとしたカードで戦うゲームです。
東南アジアで拡大中ではありますが、英語などの外国言語でしか遊べないNFTゲームも多い中、ジョブトライブスは日本語に完全対応しています。
理由は、開発に日本の方が関わっているからだそうです。
運営元のDEA社はシンガポールに拠点を置きますが、ほとんどが日本人で構成されているようです。
さらに、ゲーム内に登場するカードも、日本の有名漫画家などがイラストを提供していることも話題の一つです。

ゲームに登場するカードにはレアリティが設定されており、レアリティの高いカードで構成することでゲーム内通貨をより効率的に稼げるように設計されています。
ただし、より強力なカードを手に入れるには、NFT化したカードを購入する必要があります。
値段はレアリティの高いカードほど高価で、必要枚数揃えるのに数万~数百万円かかるそうです!

ジョブトライブス公式サイトへ

スカラーシップとは

NFTゲームでしっかり稼ぐには上述の通り、ある程度の元手が必要に思えます。
しかし、資金力の乏しいプレイヤーはどうするのでしょうか。
ここに、東南アジアで急拡大した理由があります。

有力なNFTカードを購入した資金力のあるプレイヤー(オーナー)が、資金力のないスカラー(奨学生)と呼ばれるプレイヤーに貸し出すことができる制度があります。
これをスカラーシップと呼びます。
オーナーが貸し出したカードでスカラーがゲームをプレイすると、獲得した暗号資産がオーナーに入ります。
それをオーナー側がスカラーに分配することで、暗号資産を稼ぐことができます。
つまり、お金はあるが時間のないプレイヤーと、時間はあるがお金がないプレイヤーをマッチングさせることで両者は効率よく稼げるという訳です。


↑スカラーシップの仕組み

これで元手を持たないプレイヤーも有利にゲームを進めることが、東南アジア等で拡大した要因と言えます。

NFTゲーム経済圏の誕生

JobTribes(ジョブトライブス)を紹介しましたが、NFTゲームの火付け役となったのは「アクシー・インフィニティ」というベトナム発のゲームでした。
こちらもスカラーシップ制度があり、同じように元手を持たないプレイヤーにもチャンスがあるという訳です。

そもそも、NFTゲームが東南アジアで人気爆発したのには理由があります。
同地域では、銀行口座を持たず、これまで金融サービスとは無縁の生活を送っている人が大勢います。
こうした人は「アンバンクド」と呼ばれています。
ただ、彼らは金融サービスにアクセスできませんが、スマホは持っています。
だからこそ、既存の金融システムの枠外にある暗号資産に近づくことが出来たことで、ゲームが急拡大したようです。

投機からビジネスへ

商品販売や、ゲームなど多様な活用を見せているNFTですが、現状はまだまだ投機目的なイメージが強いように思えます。
しかし、この市場を好機と捉える者もいます。

カナダのeコマース企業 Shopifyでブロックチェーン事業を統括する担当者は、「暗号資産はこれまで何度も冬の時代を迎えてきた。むしろこんな時こそ、世界を変える本物のユーザー体験と技術を生み出すことができる」と発言しています。
同社は22年6月にNFTを自社のECサイトで本格的に販売することを発表しました。

暗号資産の米リップルの担当者は、「NFTを持つ人が製品のデザインや方向性を決める投票権を持つなど、メーカーやブランドとファンの関連を深める取り組みが広がる」と話しています。

今後の実用的な活用

趣味嗜好への活用だけではなく、今後は温暖化ガスの排出量を換算したカーボンクレジットをNFT化して売買したり、卒業証明書や身分証明書を発行したりと、より実用的な活用に発展する可能性があります。
また、世界経済フォーラムによるとNFTを含む暗号資産が27年に世界のGDPの10%を占めると予測されています。

インターネットが登場したころ、誰も米ウーバーテクノロジーズの事業モデルを想像できなかったように、NFTも従来の常識を超えるサービスが登場してもおかしくないという訳です。

まとめ

投機色が強いNFTですが、実用的なビジネス・サービスへの転用が期待できる分野であることがわかりました。
一方で、”投資”や”新しいデジタルサービス”を比較的敬遠しやすい傾向にある日本人のNFT・ブロックチェーンにおけるリテラシーを高めることが必要になるのかもしれません。

ピーちゃん
ピーちゃん

NFT、ブロックチェーン・・・なんだかよく分からないよ

PEACE-MAN
PEACE-MAN

そうだね。でもそこをしっかり理解することで皆さんのビジネスにも活きてくると思いますよ!

今回の話題はいかがでしたでしょうか?
思うことがあれば是非、コメント欄に記載して頂けると嬉しいです!
ご高覧ありがとうございました。それではまた次の記事で!



NFTブロックチェーン
PEACE-MAN

PEACE-MAN(ピースマン)です。
介護業界で2年働いたのち、IT業界(現役ネットワークエンジニア)12年目のビジネスパーソンです。
特にIT業界では、いくつかの大手企業を渡り歩いてきました。
そこで得た経験とビジネス時事がリンクすることがあると思いますので、僕の見解なども含めて情報のシェア・発信していけたらと思います!

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コメント

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